「変わったこと……3日前くらいから……頭痛いとか何とか言ってたような……」 「そうですか。ありがとうございました」 紘哉は礼を言い、斗南から手を離した。 彼はソファに倒れ込んだ。 既に寝息が聞こえ始めてきている。 「頭痛か……あり得ない話ではないな」 紘哉はポツリと呟くと、ボイスレコーダーのスイッチを切った。 必要な証言は全て揃った。 後はロジックを繋ぎ合わせるだけだ。