「なるほど……」 大体その辺の事は予想できた。 しかし、どういう経緯でアスピリンを口にしたのか分からない。 頭の中で物事を整理していると、斗南が倒れ掛かってきた。 慌ててそれを押さえる紘哉。 「斗南さん?大丈夫ですか?」 「……ダメかもしんない」 「そうですか……では、最後に一つだけ。 最近、弟瑠夢さんに変わったことなど起きませんでしたか?」