斗南は目を擦りながら、おもむろに口を開いた。 「弟瑠夢ってさ……ダメなんだよね」 「何が?」 「タバコの煙とか、長距離走とか」 「……つまり、喘息だったと?」 紘哉の問いに、彼は何度も頷いた。 眠くて頭が船を漕いでいるようにも見えるが。 「喘息っても……アスピリン喘息。だから、市販の風邪薬とか……下手に使えない……」