「悪いけどさ、十五分くらい経ったら起こしてくれない?」 既に斗南はソファに横になろうとしている。 紘哉は慌ててそれを止めた。 「待ってください。いくつか質問に答えてもらってもいいですか?」 「いいけど……早めによろしく」 「分かりました」 紘哉はポケットから黒いボイスレコーダーを取り出し、スイッチを入れた。 もちろん、斗南は気付いていない。