「気にしない気にしない」 斗南は近くのソファに座ると、ワインの詮を開け始めた。 そして、紘哉にグラスを取ってくるように言う。 言われるがままにグラスを持ってくる紘哉。 ふと、昨日霞が言っていた言葉が脳裏を過った。 『――あと、何故か知らないけど風邪薬が使えないらしいッス』 確かこの情報は斗南から聞き出していたはずだ。 彼は斗南の隣へ座ると、真っ先にその質問をぶつけた。