羽兎の言葉に眞宇人は頷いた。

「もちろん。薬の飲み合わせだとか、副作用だとか全部知ってる」

「スゴいですね!」

「……お前は定侍に興味があるのか?」

「え?いや……」

眞宇人に迫られ、羽兎は若干たじろぐ。

彼女は助けを求めようと、紘哉の方へと顔を向けた。

しかし、彼は意地悪そうに口角を上げる。