紘哉は眼鏡の奥から鋭い眼差しを羽兎に向けた。 それでも、彼女はニヤニヤしている。 何が楽しいんだか。 紘哉はため息をつくと、眼鏡をクイッと押し上げた。 「そう言えば……ココ、偏頭痛薬ってありませんか?」 さりげなく尋ねてみる。 眞宇人は少し考える素振りを見せた。 「偏頭痛薬か……頭痛いのか」 「まぁ、はい」