「で、隣の子は誰?」

「客です」

羽兎が驚いたように紘哉を見る。
彼は軽く彼女を睨んだ。

状況を把握したのか、羽兎は眞宇人に向かってペコリと頭を下げた。

「こんばんは!このお店、前々から気になってて……来ちゃいました」

「そ、そうなの?」

「はい!!特に眞宇人さんみたいな人がタイプです!」

羽兎は満面の笑みで眞宇人に笑いかける。