こちらミクモ探偵事務所2


「まさに青酸カリをカリッと飲んで逝っちまったワケですね」

全部窓を開け終わった恵一が、笑いながら言った。

途端に凍る場の空気。
誰もが恵一を哀れむような、同情するような目を彼に向けた。

「え、何この空気」

「……」

数秒間彼を見つめた後、皆は一斉に視線をそらした。
誰も彼と目を合わせようとしない。

「あれ?マズイ事言った?」