「荒らしてないよ!調査の為には必要なことだし」 「許可とったのか?」 「とってないよ!」 「……威張って言えることじゃねぇだろうが」 紘哉は羽兎から箱を受け取った。 小さな直方体の箱の側面に、『偏頭痛薬』と書いてある。 彼は箱を開けてみるが、中は空っぽだった。 そして、そのまま箱の裏側の成分表示を見た。 「アスピリン……」