そう言って、羽兎はポケットから小さい箱を取り出した。 それを見た紘哉は、彼女を哀れみの目で見る。 「何……その目は?」 「いや、まさかここにも可哀想な人がいるとは思っても無かったからさ」 「どういう意味よ!?」 「自分でバカと肯定していて気付かないからだ」 そのまま彼は話し続ける。 「第一、荒らすなって言っただろうが。 それなのにソファをどかして下から何か発掘した」