「何さ?」 「いつからここにいた?」 「えー……」 羽兎は頬に手を当て、考える素振りを見せた。 「さっきかな?定侍さんに上着を返した後だから。それがどうしたの?」 「まさかと思うが……部屋、荒らしたりしてないよな?」 「なっ!!失礼な! 私がそんなバカなことするわけないじゃん! ソファの下からこんなもの見付けたけどさぁ!!」