死斑(しはん)とは死後、体に浮き出る斑点の事である。 青酸カリで毒殺された場合、ピンク色の死斑が出ることで有名だ。 しかし、この死体はそう言った特徴的な死斑が見当たらない。 「紘哉さん、科学は得意?」 羽兎がなぜか哀れむような目で紘哉を見てきた。 「得意じゃねぇよ。そもそも俺は文系だ」 「そっかぁ。じゃあ、高校時代に科学の点数が6点だった紘哉さんにも、分かるように説明するね」 「悪いが俺はそんな点数取ったことはない」