「あー……それは警察が回収したからだ」 羽兎の代わりに恵一が答えた。 「取り敢えずコップに水が、わずかながら残ってたんだよな。だから回収して鑑識に回した」 「なるほどな」 紘哉は手に持っているビンをまじまじと見つめた。 中には白い粉末。 これが青酸カリだろう。 青酸カリと言えば―― 「死斑、ピンク色じゃ無いぞ?」