「そのキツイ性格も相変わらずだね」 怜がカラカラ笑った。 紘哉の眉間にキュッとシワが寄る。 「ところで……僕には何も用はないのかい?」 「あるわけないわ。だって紘哉はアタシに用があって来たんだから」 紗季がチョコを取ろうと箱に手を伸ばした。 紘哉はサッと箱をずらす。 紗季の手は虚しくも、白いテーブルにガツンと当たった。 「別にお前ばかりに用があるわけで来たんじゃない」