「……糖尿病になるぞ?」 「ならない。健康管理くらいできてる。 あと、いざとなったらお兄ちゃんに助けてもらうから」 「医者の不養生だな」 「アタシは医者じゃないから関係ないし!」 紗季の眼鏡の奥にある目が細くなる。 紘哉はわずかに口角を上げ、チョコレートの箱を彼女の方に向けた。 「お?生チョコじゃん!もしかして手作り?」 「まあな。材料が余ったから」