「……ここにも子供がいたようね」 「うるせぇよ。普通ミルクとか砂糖とかコーヒーの隣に置いておくだろ」 「何言ってんの?アタシん家は医者だよ?やっぱり、お客さんの健康も気に掛けるべきだよ」 「だからってブラックそのままで出すか」 口の中が苦い。 紘哉は上着のポケットからチョコレートの箱を取り出した。 「あ、アタシにもちょうだい」