「ワトコ、どういうことだ?」 紘哉がビンを持ったまま口を挟む。 彼女は、そのビンを指差しながら言った。 「これは恐らく青酸カリだよ。 水に溶かすとアーモンド臭がするんだ。 もちろん、人体には有害。早く窓を開けた方がいいよ」 「おぉ、さすが将来有望な科学捜査官!」 恵一が唸る。 羽兎は恥ずかしそうに笑いながら続けた。