少ししてからまた携帯電話が鳴り出した。 仕方なく彼は携帯電話を取った。 「……もしもし」 『おい!何で切るんだよ!』 「うるさい。何でこうもお前はタイミングが悪いんだよ?」 『え?何で?ってかお前今まで何してたわけ?』 「……仕事」 家に帰ってきてから尚、彼は皆の事情聴取の結果を紙にまとめていた。 意外と時間が掛かり、気付いたら朝7時になっていた。