恵一は大げさにため息をついた。 その様子を見ていた羽兎が声をかける。 「花形さん、落ち着いてください。取り敢えず窓を開けましょう」 「羽兎さん……!助けてくれるんですね!」 「いえ、違います」 即答。 因みに羽兎の父親は警視総監。 その為、恵一は羽兎に敬語を使うのである。 「でも『助ける』って表現は、あながち間違ってないのかな?」