こちらミクモ探偵事務所2


「なんスか、それは?」

霞は興味津々に《宝箱》を見つめる。
しかし、誰も彼の問いに答えようとしなかった。

それに対して羽兎は箱を見た瞬間、表情を一変させた。

「……これでも話す気にならないか?」

悪魔の質問。
ここで『いいえ』と言えば、どんな目に遭うのか容易に想像できる。

「……鬼!」

羽兎はそれだけ言うと、勢いよく明後日の方向を見た。

そんな羽兎を見た紘哉は薄く笑った。