とうとう紘哉が口を閉じた。 言い負かしたのか…… 羽兎は勝ち誇った顔をする。 「何勝ち誇った顔してるんだ?」 「え……」 そのままの表情で固まる羽兎。 何か嫌な予感がする。 「お前に話すつもりが無いんだったら、それなりの『テ』を使うだけだ」 そう言って彼はポケットの中から《宝箱》を取り出した。 それを机の上にカツンと置く。