こちらミクモ探偵事務所2


「そうッスか。斗南もおんなじこと言ってたッスよ」

「定侍さんも!」

羽兎が口を挟む。
紘哉は眼鏡の奥から彼女に鋭い視線をぶつけた。
一瞬にして固まる羽兎。

「な、何?」

「……言い付け破ったくらいだから、それなりの情報は仕入れてきたんだろうな?」

「情報ねぇ……」

羽兎は悩む素振りを見せた。

『――誰にも言わないでね』

定侍の言葉が頭をよぎる。