「と言うより、何で手になんか書いたんですか?」 呆れながら紘哉が聞く。 焔美は縮こまった。 「お姉さん、色々と覚えられないんだ。カスミくん達と違って」 「記憶力よくなくても、これくらいの事……」 「ごめんね?」 両手を合わせ、首をかしげる。 紘哉は彼女を一瞥し、小さくため息をついた。 「終わった事はしょうがない。これからを考えましょう」 「うん!」