「……で、紘哉サンはどうなんスか?」 「俺か……」 「そうッスよ。情報持ち逃げとか無しッスからね」 「別にそんなことする気はねぇよ」 紘哉は軽く舌打ちをする。 そして、落ちてきた眼鏡を押し上げた。 「美月さんは真面目な奴だったって言ってたな」 「それだけッスか?」 「後は……この世界から足を洗った方がいいと」