「こればっかりは、しょうがないッスよ。みんなガードが固いんスから」 霞は結んでいた髪をほどき、ネクタイを緩めた。 「被害者の様子については皆これくらいですよ。 気が利くけど自分の身体の事になると、途端に鈍くなるとか。 あと、何故か知らないけど風邪薬が使えないらしいッス」 「そんなこと誰から聞いたんだ?」 「斗南サンッスよ。僕が言えることはこれくらいッス」 霞はポケットに入ってあっただろうミルキーを口に入れた。