羽兎は首が壊れた人形のように、ガクガクと紘哉の方を振り向く。 「あははー……どうもー、紘哉さーん……」 「どうもー、じゃねぇよ。三文字以内で理由を説明してもらおうか」 「……あはっ」 「理由になってねぇよ!」 紘哉はもう一度、羽兎の座っている椅子を軽く蹴った。 「ごめんなさい!ごめんなさい!確かに悪かったと思ってるから!!」