こちらミクモ探偵事務所2


くたびれたスーツに薄いコート。
少しツンツンした頭。
特徴的なたれ目。
紘哉より少し広い肩幅。

どうやらこの男は、『イメチェン』と言う言葉を知らないらしい。

恵一はコートの中から白い手袋を取り出し、それを紘哉に渡した。

「調査するんだったらこれをしろ。指紋とかつけられたら困るからな」

「どうも」

「全く探偵のくせしてこんな事も知らないのな」