こちらミクモ探偵事務所2


しばらくすると、彼は手にオレンジジュースを持ってきた。
それを羽兎の目の前に置く。

「……?」

わけが分からず、彼女は定侍の顔を見る。

「みんなには内緒だよ」

「でも私お金持ってない――」

「しーっ」

彼は羽兎の唇に人差し指を当てると、優しく微笑んだ。

呆然とする羽兎。