「何で知ってるの?」 「何でって言われても……ボクは弟瑠夢の本当の弟だから」 だから当たり前でしょ? 口に出さなくても、表情で伝わってくる。 焔美は千津火の表情に気圧されながらも、役目を果たそうとした。 「事情が分かってるなら話は早いね。お兄さん、どんな人だった?」 「マウト兄ちゃんの言う通りいいやつだったよ。 兄弟のボクでさえ、それしか言えない。殺される理由が全く分からないんだ」