「あーちゃん!!」
「龍希?どうかした??」
「俺のこと、…嫌い?」
……?
どうしてそうなる??
「えっ?どうして」
「暴走族嫌いって言ったから…」
ああー……。
「嫌いじゃないよ!」
「本当?」
もちろん
「本当だよ」
「良かった!会って初日に嫌われたかと思った」
「大丈夫だよ!」
人として嫌いじゃないからね!!
「茜」
「うん?」
「今度家行っていい?」
「へっ??」
「あっ、駄目ならいいの…」
いや、駄目じゃないけど…
「いや、いいけど…どうしていきなり??」
「ああ、妹さんにお線香上げたいから」
「えっ、…ありがとう!ナル」
あたしはナルに抱きついた。
「ああ、俺も行きたい!」
龍希が言った。すると
「「あっ、俺も」」
何事も同時だな。笑
「うん」
「俺も」
秋斗も
「暁と千里も行かない?」
「どこに??」
「今度茜の家に線香上げに」
「あっ、行きたい。けど、大勢で行って大丈夫か?」
「ああ、大丈夫だよ」
ウチ、デカいからね。
「なら行く。千里は?」
「あ?行く」
「みんな来るのね。わかった」
母さんに言っとかないと。
