私が好きになった男は私が嫌いなヤンキーでした。


「着いたよ!」

賢矢と優吾が喧嘩しているうちに着いたらしい。

「「…倉庫?」」

……嫌な予感…。

「そう。俺らの溜まり場」


…とてつもなく嫌な予感。




由梨亜はあたしのそんな感情をきずいていたらしい。


「賢矢、中は何?」

「だーかーらー、溜まり場」

「何の?」


「入ればわかる」

「……」
由梨亜は納得してない。あたしもだけど。


「龍希と、暁と、しゅうはもう中いるから、早く入ろう」

千里はずっとしゃべってないな…。
暁より無口なんだろう。



ガァーー




…そこには……