私が好きになった男は私が嫌いなヤンキーでした。




てかあたしの周りはさっきの奴らばっかり。
ちなみに全員てわけじゃない。
賢矢だけが離れた。

ちなみに賢矢は最初は嘆いていたけど、担任にさっさと座れと言われて大人しくなった。

場所は、由梨亜の前の席。



「ねえねえ、茜ちゃんは由梨亜ちゃんとはいつから友達なの?」

…誰かな?
「ちなみに、名前は優吾」

「あっ、えーと、由梨亜とは中学から」

「へぇ~。俺も千里とは中学からなんだ」

「そうなんだ」

「そうそう、この2人の名前知らないよね。」

「うん。知らない」

「じゃあ、紹介するよ。まずこっちの赤髪が、暁(アカツキ)でこっちのアプリコットが、秋斗(シュウト)」


「へぇ~」

「暁でいいから、よろしく」

「秋斗でいいから、よろ~」


「あ、うん。よろしく…あたしは、まあ好きなように呼んで」

「じゃあ俺は、茜で…」

「俺はあーちゃんで!!」
「じゃあ、俺もあーちゃんで」
龍希!?
「うん」

どうやら、暁は無口っぽい。秋斗はかなり元気キャラっぽい。龍希もか。

「俺も優吾でいいよ。俺は…うーん、茜ちゃんかな?やっぱり」

優吾も秋斗と同じキャラっぽい。



「えー、じゃあこれから入学式だから、廊下に整列して」


ガタガタ