「何であなた方がいるのですか?」
美由紀が冷静に聞いた。
「ここの町は僕達が管理してるんですよ。トラブルがあったから僕達がきただけですよ。」
こいつの名前なんだっけ。
………あ、悠太って人だ。
「あら、どこにトラブルがあるんですか?」
「一つの族相手に3人でのり込む。たいしたトラブルだと思うのは、僕達だけですか?」
「あなた方だけですわ。私達が何をしようと関係がありませんもの。」
「美由紀。言いすぎ。」
私がそう言って美由紀を止めると、美由紀は何も言わなくなった。
─────シーン
静まり返った倉庫。そんな中、1人震えてる奴がいた。
「あぁぁぁぁー!!」
そう言ってナイフをもちながら私の方に走ってくる綾香。
「しおりぃ!」 「詩織!」
月と美由紀が叫んでる。

