学校についてバイクをとめて学校に入った。
廊下を歩いてると、まわりにいる奴らは道をあける。多分この間暴れたので噂が出回ってる。
『やべー!3人そろってる!』
『かわいい!抱きてー!』
『目合ったら殺されるらしいぜ!』
いろいろ言ってんなぁ。
そう思ってると、前からすごい悲鳴が聞こえた。
「「「「「キャャー!!」」」」」
「うるさいなぁ。」
「そうだな。」
美由紀はため息をついて
「目の前から歩いてきてるのが“青薔薇”よ。何事もないようにすれ違いなさい。」
そう言った。
一番前にいる奴は私が屋上で会った奴だ。やっぱりあいつが総長か。
悲鳴がどんどん大きくなっていく。
私達と青薔薇の奴らとは、あと30㍍位。
私達は何事もないように歩いている。あいつらは立ち止まってこっちを見ている。

