「全国No.1 BlueRose。通称“青薔薇”。北高の2年に総長と副総長と幹部がいて、総長の礼二。副総長の悠太。幹部の司と智也。この4人がトップ。
私が知っているのはこの位よ。」
なんか前に月から聞いたような気がする。
「そんなこと知ってるよぉ!何でうちらのことさぐってるのか聞いてんのぉ!」
「さぁね。それは、どっかの誰かさんのせいじゃないのかしら?」
そう言って私の方をチラッと見た。
「私?」
私何にもしてねぇぞ!
「多分ね。詩織、理事長室からでた後どこにいたのかしら?」
「屋上だけど」
「屋上行ったのぉー!!」
「月、いちいちうるさい。」
「屋上って言ったら青薔薇のたまり場じゃん!」
「そう。詩織は会ったのよ。青薔薇のトップ達に。」
そうか。あいつら青薔薇だったのか。じゃあ、私に話かけた金髪は総長だな。あの誰もよせつけないオーラ、何でも見透かすような目。私が見たかぎり、相当強い。
「まぁ、関わらなければいいだけよ。」
「わかってる。」
その時はまだ誰もきずかなかった。
運命の歯車はもう動きだしていたんだ

