さっきから美由紀がずっとパソコンをいじってる。
「美由紀、何してんの?」
私が聞くと美由紀は難しい顔をして
「少し厄介なことになりそうよ。」
「どーしたのぉ?」
「私達の個人情報を探っている奴らがいるわ。しかも、1つのガードが崩されてるわ。」
「どういうことだ?」
私の真剣な声に部屋が静まりかえる。
「誰かが私達をさぐってる。そういうことになるわね。」
「大丈夫なの!?」
月の焦っている声が聞こえる。
「大丈夫よ。私がガードを作ったのよ。これ以上崩されることはないわ。それに、最後は雅樹さんがブロックをかけているから、心配いらないわ。」
「それで、誰が私達をさぐってんの?」
「足跡をたどっていったの。そしてたどりついたのは……全国No.1 BlueRose。」
「はぁぁぁあああ!!!」
月の叫び声が響いた。

