恵美のケータイに電話をしてもでない。
私は、学校までチャリをこいだ。学校には、誰もいなかった。
学校についてすぐ、ケータイが震えた。
「もしもし!」
「し………お、り」
「どーした!!どこにいんの?!」
「いつ、も、の…ヒッ、げー……ヒッ、せん、の……ヒッ、う、ら」
「すぐ行く!」
ゲーセンの裏には服がボロボロで泣きじゃくっている恵美がいた。ひと目で何をされたのかわかった。
…………レイプされたんだ。
「恵、美?」
「詩織ぃーー!!!!!」
「もう大丈夫だから。」
「1人にしてごめん。」
「ごめん」
恵美はひたすら泣いていた。

