この状況でふと思った。美由紀は大丈夫だろうか?イヤな予感がして、すぐに電話をした。
美由紀は、すぐに電話にでた。
「かかってくると思ったわ。」
美由紀はフッと笑いながら言った。
「私が学校に来たときには、グランドに30人位はいたわ。」
「今は?」
「先生達はビビって何にもできていないわ。たぶん、レディースでしょ。私を出せって言ってるわ。」
「私が行くまで手はだすなよ?」
「わかってるわ。」
電話が切られた。
廊下を歩いている途中に目の前にいる女と目が合って、合った瞬間にニヤッと笑った。
こいつが仕掛けた。
一瞬でわかった。
「月。私のバイク表にまわして」
「ちょっと、どーゆーこと?」
「いーから」
私はそう言って月にバイクのキーをわたした。
月は「わかった!」と言って走っていった。
前にいるそいつらとすれ違う瞬間
「あいつに怪我させてみろ。テメーら全員ぶっ殺すぞ。」
殺気を出してそう言うと、そこにいた女達が震えた。
このくらいの声でびびってんじゃねーよ!そう思いながら表に急いだ。

