「バイクで行こ。」
こっからバイクで行けば10分。がんばれば、6分。
────
学校について教室に行った。教室の前には、月があぐらで座っていた。
「どーした?」
「教室入ってみて。」
私は黙って教室に入った。
………!!!!!
私達の机には、カラースプレーで
『死ね、調子のんな』
たくさん書かれてあった。黒板には、『喧嘩上等、雑魚が調子のんな!』そう書いてあった。
廊下にいる月のところに戻って、
「誰にも手出してねーよな?」
「詩織と約束したこと、今まで破ったことあったっけ?笑」
「フッ。」
月は立ち上がって教室に入って行った。私も教室に入った。
──────ガン!
「 今のうちやった奴ら言っといてね。うちらは、そんなに気ぃ長い方じゃないから。」
そう言って自分の席に座った、月。
月は全然我慢してる。キレたら手がつけらんないくらいだから。