学校につき、第2会議室に入った。私達のたまり場。ここにあるほとんどの物が前のトップ達が残していった物。
教室に入ると月がいて、だいぶ前からいたらしい。
「2人来るのおそいよー。」
「月、ごめんなさいね。誰かさんが起きるのが遅くって。」
美由紀が私をチラっと見た。
「まぁ、詩織は朝弱いからねぇ。
……あぁー!!!!!!」
「いきなり叫ぶなよ。」
私が言うと月が「ごめん、ごめん!」と言いながら話を続けた。
「昨日の奴ら誰かわかったよぉ!
2年C組の奴らだったらしいよ!」
「C組って来夏(ライカ)のクラスじゃないかしら?」
来夏って奴は私達から喧嘩で負けた後輩。私達に負けてけじめつけるって言って土下座してきた奴。
「そうだな。」
「まぁ、どーでもいい。」
私はそう言ってソファーに座った。

