「詩織ー!いつまで寝てんの!美由紀ちゃん迎えに来てくれてるわよぉ〜!」
今何時だよ…………11時か。
布団から出てリビングに向かった。
「おはよー!詩織いつまで寝てんのよ〜!」
朝からテンション高いこの人は私のお母さん。
「おはよ。今日仕事じゃねーの?」
お母さんは水商売をしている。
別に、イヤじゃない。私とお兄ちゃんの2人を育てるには仕方がないことだから。
夜ご飯と朝ご飯もきちっと作ってくれた。
お父さんのいない私達にはしょうがないこと……………
「今日は休み。久しぶりに買い物でも行こうかしら。詩織も行く?」
「行かねー。」
「そう。あ、美由紀ちゃん待ってくれてるから学校行かないとだものね!」
あ、美由紀待ってるんだっけ
「やっば!」
あいつ怒ると恐いし。
急いで準備をして外に出た。
「おはよう。」
「おはよ」
2人で学校に向かった。

