Princess of Magic

 『あの・・アルさんにお聞きしたいんですけど、スティックは何のために作るんですか?』

ア「そりゃもちろん力を使いやすくするためさ。」

 『私的に考えたんですけど…これって拒否反応とかじゃないですか?』

「「拒否反応??」」

 『っ!・・・はい。私は今まで魔法を使わずに生きて来たから魔力が体の中に溜まってる。それがスティックを作るために大きく減ったのにまたその大きな魔力を詰まった体内に入れて、入らないから、拒否反応を起こした。とか・・・?』

 ちょっとさすがに苦しい言い訳だった?


庇「・・・・・なるほど!!そういうことね!あり得るわ。」

ア「じゃあ、出しておくべきなのかい?スティックを。不便じゃない?」

庇「でももし入れてて痛みとかを伴ったらどうするの?」

ア「今はいたいかい?」

 『いいえ。全く』

ア「本人がああいってることだし、痛みを伴ったならその時はその時で考えればいいだろう?今は学用品をそろえることが大事だろ?」

庇「あぁ!!忘れてた!!早く買いに行かなきゃ!!アル、ありがとう。」

ア「あぁ。またおいで」

 『ありがとうございました。』


庇保と妃芽はそういうと、店を出ていった。




ア「騒がしいねぇ。陽様の娘さんはどんな可能性を秘めているのか・・・」