毒舌プリンセス


「毒舌ってゆうかさ、愛って超ズバズバ言うタイプだよね!うん、だから頼れる面もあるんだけど……」


円香が突然解説しだす。

「思ったことは言っちゃうんだもん。仕方ない。」


うんうん、と自分で納得する。


「まあ、まどかはそういう愛好きだよ!面白いもん♪」

「いやいやいや、アタシ、ウケとか狙ったことないし、円香のツボ大丈夫?ツボってゆうかむしろ頭?」


「はははっ!だからそうゆうの失恋直後の友達に言う言葉違うって〜」

「円香こそもうケロッとしてんじゃーん、自称キラキラした思い出はもういいの?」


円香はさっきの涙顔とは一転。
清々しい。
なぜだ。