…なっちーさま、怖ッ!


私の行動は、全部バレバレなんだ、きっと。

希祈はふと、バカ正直な自分を恨む。
顔に出ちゃうんだろうな…。


希祈はため息をついた。



「西山さん、大丈夫?」

すると急に蓮の大きい手が希祈のおでこに触れた。


「え??」

「熱、あるのかと思って。今日ずっとボーッとしていたみたいだし。」