……気づいたときにはもう遅かった。 もうこの気持ちに嘘はつけない。 私はずっと…ずっと、この人が好きだったんだ…。 今までずっと心にあったもやもやが消えた。 その代わりに、希祈の心には何かあったかいものが生まれた。 それは初めて感じるものであり… …これから希祈を、天国へも地獄へも連れていくものだった。