「津野田さんが転校することになりました」

重い、一日がやっと終わる。

「津野田さん?最後になんか一言どうぞ」

また冷たい視線が私に降り注ぐ。

「・・・小学生の六年間のうち三年間がこの学校で良かったです・・・」

全然良くなんかない。
早くこの場から立ち去りたい。

「じゃあ違う学校でも元気でね?」

「・・・はい・・」

起立―礼―
さようならぁーっ―

終わった・・・・・
早く帰ろ。この場に居たくない。