桜の花が散りはじめた頃…



私、宮崎亜紀は中学校では、絵が好きだという理由で美術部に入っていた。

高校生になり中学生の頃はなかった部活や同好会もあったりして高校でも美術部入部!とはまだ言えない状態だった。

「あー。もうっ!部活決まんないよ」
亜紀は机に突っ伏して言った。
「中学の時と同じで美術でいいじゃん。絵うまいんだしさ」
小、中と亜紀と同じ学校だった石川早紀が言った。