校長室のアツイkiss

「ちょっと!!何、勝手に座ってるのよ!!」


「いいじゃん。掃除も終わったんだからさ!
このソファー、すっげぇふかふかしてるよ?菜月も座ってみ?」


子供のようにはしゃいでいる悟。


「勝手に座ってバレたら、また怒られるよ?」


と言いながらも、見た感じからして、すごくふかふかして高級そうなソファーは、私も気になっていた。


「大丈夫だって!この1週間、俺らが担任呼びに行くまで、誰一人として校長室に来なかったじゃん。だから、バレないって!」


そう言って、悟は自分の隣をポンポンッと叩く。


「もう……」


“仕方ないな”という感じを出しながら、悟の隣に座る。