校長室のアツイkiss

「意味わかんない……」


私は呆れて悟を見る。


「まぁ、いいじゃん。こうやって二人でゆっくり過ごす時間が出来たんだし」


悟は私の腕を掴み、私を隣に座らせる。


そりゃぁ、私の塾があったりして、あまりゆっくり出来なかったけど……


「家に帰ったら勉強だろ?かと言って、何処か出掛けるわけにもいかないし……。それに学校じゃ、周りに友達いるし……。
こうやって、菜月に触れる時間が欲しかったんだ」


悟はそう言って、私をぎゅっと抱きしめる。


さっきは怒っている、というか呆れていたけど……


そんな風に言われると許してしまう。


だって、私も


こうやって悟に触れていたいから。